パニック障害のせい?私の意図?
- 2020/02/07
- 14:10

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昨日、カウンセラーについて書いたので、ふと思い出した今の担当カウンセラーとの印象的なお話について書いてみます。
パニック障害の症状が安定しつつあった頃、私はとあることに悩んでいました。
ざっくり言うと、
パニック障害の症状なのか、ただのパフォーマンスなのか
ということ。
詳しく書くと…
私は不安になったり精神的に疲れたりすると、過呼吸を起こし、泣きじゃくって立つこともできなくなり、薬を求めて這いずり回り部屋を荒らしてしまったり…ということを度々繰り返してしまっていました。
そんな風になるのは、決まって家のなかで、ほぼ夫が家にいるときでした。
夫が、私の不安の種を持ち込むことが多かったので、それが原因かもしれませんが…
ふと思ったのです。
これって、夫に対するパフォーマンスじゃないの?
と。
私はこんなに傷ついている
私はこんな風になるくらい不安なんだ
私の痛みをわかって!
そんな思いのアピールであり、パニック障害の症状ではないのではないか。
そう思い、そんな話を今の担当カウンセラーに話しました。
帰ってきた答えはとてもシンプル。
「いいんですよ。どっちだって。パフォーマンスであったとしたら、そんなパフォーマンスが必要なくらい辛かったんです。ただそれだけ。」
シンプルすぎて拍子抜けしたくらいです。
考えてみれば、症状もパフォーマンスも原因は同じ。
辛かった。
ということ。
どっちだって、構わないと言えば構わないのですよね。
違いと言えば"罪悪感"でしょうか。
病気だから仕方がない、ならそれで済むけれど、
アピールして主導権を握ろうとしている、だと、罪悪感がでてきます。
でもその罪悪感もしばらくして解決。
少し臨床心理士から話がそれますが、
私の精神疾患のことを知っている友人にこの話をしたとき。友人は…
「パフォーマンスなら、私もするよ。
息子が小さいときに、旦那から帰りが遅くなるって電話が来たら、疲れた声だして『昨日の夜から全然寝てないんだよね、夜泣きひどくて…』って言って、『頑張って早く帰る!』て言わせたり。大変なのは嘘じゃないけど、ちょっとオーバーに言うの。」
と言いました。
「皆パフォーマンスしてると思うよ。あなただけじゃないからいいんだよ!」
とも言われ、気分が軽くなったのをよく覚えています。
臨床心理士であるカウンセラーの言葉と友人の言葉で救われ、今はパニック障害はほぼ寛解。
今の担当カウンセラーと会えなくなった後も、ずっと心に残っているだろうカウンセリングでした。